このコーナーについて
「あらゆるモノがつながる」「脳のように動くチップ」。期待は何年も前から語られているのに、まだ日常になっていない技術があります。期待は、いつだって思ったとおりには進みません。けれど、それは技術がつまらないからではなく、どこかの層で足踏みしているだけのことが多いのです。このコーナーでは、まだ暗いうちに現地を歩いて、どこで止まっているのか、どこが面白いのかを確かめます。そして散歩の最後には、必ず自分の手で試しに行ける入口を探します。読むだけで終わらせないための読み物です。
IoTは、まだ本気を出していない
台数も市場規模も伸びているのに、現場の実感は変わらない。10年前の予測はどこまで当たったのか。「パイロットの墓場」を三つの層に分けて歩き、常時接続という前提を疑ってみます。最後は、サブGHz帯の通信モジュールを自分で作る入口へ。
この記事を読む脳は20Wで動く ― ニューロチップの現在地
GPUは電気を食いすぎる。脳の仕組みをまねたチップは35年前から研究されているのに、なぜ主役になれないのか。素子はできているのに、その上の層で何が起きているのかを歩きます。最後は、ニューロン1個をFPGAとアナログ回路で作る入口へ。
この記事を読むこの散歩の約束
期待は疑いますが、ネタは前向きに扱います。 予測が外れたことは淡々と書きます。ただし「だから駄目だ」とは言いません。どこが面白いのかを、いつも探しながら歩きます。
どの層で止まっているかを必ず書きます。 技術そのものなのか、それを使うソフトウェアや人なのか、それとも金が回る設計になっていないのか。つまずきの場所を切り分けてから、その先を考えます。
最後は必ず、自分の手で確かめる入口を書きます。 語るだけでは分からないことがあります。散歩の終わりには、どの講座、どの部品、どの実験から首を突っ込めるかを示します。講座がまだ無ければ「検討中」と正直に書きます。
読み物の棚の中での位置づけ
地図は読み物:チップのカンブリア爆発、足元の数字はデータで読むチップ試作、そしてこのコーナーは、地図に描かれた「まだ来ていない場所」への現地報告です。散歩の先は、その都度増えていきます。