このコーナーについて
夜明け前の技術散歩は、まだ来ていない技術を見に行って、「こういう遊びができるはずだ」という構想を描くところで終わります。ここは、その構想を受け取って、実際に回路を組み、数字を測って確かめる場所です。散歩の終点が、実験室の入口です。予想を先に書いて、それから測って、合っていても外れていても、そのまま並べます。外れたときのほうが、たいてい面白いことが分かります。講座のように順番に学ぶものではなく、やりたくなった実験から、思いついた順に足していきます。だから「なんでも」です。
太鼓と見張り ― 神経細胞を Basys 3 で作って、電流計で比べる
持ち込み元:散歩02 脳は20Wで動くの終点
ボタンとLEDのあいだに神経細胞を一個置くと、ゆっくり押しても光らず、速く連打すると一回だけ光る。二個つなぐと、脳が音の方向を知るのと同じ「同時検出」ができる。そして、毎拍計算する回路(太鼓)と、何か起きたときだけ動く回路(見張り)を百個ずつ並べて、電流計の針がどう違うかを測る。散歩で描いた五つの「やってみること」を、実物でやります。
準備中この実験室のやり方
予想を先に書きます。 測る前に「こうなるはずだ」を数字で書いておきます。散歩で描いた構想が、そのまま予想になります。
道具と手順を全部書きます。 何の基板で、どの電流計で、何個並べて、何秒待って読んだか。同じ手順を踏めば、どなたでも同じ数字が出ることを前提にします。
外れたら、外れたと書きます。 予想と結果を並べて、ずれていたら、その理由を考えるところまでが実験です。ずれの理由が、次の散歩のネタになります。
他の棚とのつながり
構想は夜明け前の技術散歩から持ち込みます。実験に必要な基礎はチップ・メーカーズの講座(KiCad、FPGA、アナログICなど)にあります。実験で数えた数字が溜まったら、データで読むチップ試作のような調査に育つこともあります。